BOSE Companion2 ジャンクスピーカー修理
多分音が変わってるのでしょうけれどお排泄物耳には違いがわからない程度に治せましたわ(eお嬢様)
ジャンクスピーカーBOSE Companion2購入
今回治すのはハードオフでX00円で購入したBOSE Companion2。学生の頃に売ってるのを見たから…発売は2005年前後かな?当時まだM3とかSoundlink miniとか無かったから、この小ささで低音がすげえ!さすがボーズ!ってなったやつだ。
ジャンクの症状は「右スピーカーがボゴボゴ言う」というもの。接触不良とかなら楽勝だな〜と思って買って帰った。
故障箇所特定
鳴らしてみると、確かに右がボゴボゴ言う。低音が割れてる感じ。
写真撮り忘れちゃったけど、殻割りはフロントパネルがツメで嵌ってる(上1、左右各2、下1)のと両面テープでくっついてるので、ヒートガンで温めながらヘラを突っ込んでこじ開ける(上から順にやると楽)。
スピーカーユニットとご対面すると画像の有様。エッジが裂けてしまっている。これではまともな音がしないのもさもありなん。
修理方法の検討
通常エッジがボロボロになったらエッジ交換するようだが、サイズが合うエッジの入手や交換作業がかなり難しそうだったため、より簡単な修理方法を試してみようと思った。エッジがまだ崩れず残っている状態なら、液体ゴム(乾くとゴムになる)を塗布してエッジを厚くしてあげることで修理できるらしい。早速買った。
では作業開始。エアダスターでホコリを飛ばして、アルコールティッシュで汚れを拭…
ギャー!!拭いたことでエッジにトドメを刺してしまいボロボロに崩れ去った😭
これでは液体ゴム作戦は不可能。仕方ない、やりたくないけどエッジ交換に切り替えよう
…
交換部品を用意
まず修理部品としてエッジを購入。サイズにめちゃくちゃ迷ったけど、スピーカーユニットはエッジ含めて約60mmなので、近そうな2.5インチ(外径63mmにした。
https://item.rakuten.co.jp/techspace/201808spp0101/?scid=wi_ichi_iphoneapp_item_share
あとはエッジを貼り付けるボンド。音響のことを考えると色々あるらしいけど、とりあえず金属にもつく木工用ボンド(?)みたいなものを使うことにした。
https://www.amazon.co.jp/dp/B002YKV1IY/
修理開始
まずは作業しやすくするためにスピーカーユニットのみ取り外す。
変わった結線になっていて、長い端子に導線をぐるぐる巻き付けてある。ハンダ付けなし。どういう意図なんだろう…わからないど導線をほどいてスピーカー取り外し。
そしたらボロボロになったエッジを取り除く。デザインナイフとかでコーン紙に残ったやつも削るように取り除く。
ガスケット?も剥がして接着面をきれいにする。これが大変だった…
まずガスケットはヒートガンで温めれば剥がせるが、ボール紙のミルフィーユみたいな構造なのでどうしても途中の層が剥離する。さらにスピーカー側に残ったノリが強力で、地道にデザインナイフで綺麗にするしかなかった(ていうか綺麗にするのは諦めた)。
古いエッジを取り除いたらいよいよ新しいエッジを貼り付ける。
ここで【悲報】調達した2.5インチのエッジがちょっと小さい件。
まあエッジなんて隙間なく接着できてセンター出ていれば多少サイズ合わなくても大丈夫やろしらんけど…の精神で行く。まずはエッジの内周にボンドを筆塗りして、コーンと貼り付け。
コーンとエッジを貼り付けた時点では大分隙間が開いてたので、隙間にボンドを塗り込んでいった。
エッジ内周とコーンがついたら、外周とスピーカーのフレームをボンドで接着していく。この時点でガスケットもボンドで貼ってしまうこととした。
重石をして乾くの待ち。
乾いたらスピーカー本体に組み付けていく。
(組み付けの写真撮るの忘れた)
完成!
修理後の動作確認
改めて、右が修理した方。
エッジ交換により音にどれだけ変化があるのか?修理した右と未修理の左を比較すれば修理前後の差が(参考程度に)わかるかな🤔
というわけで左右の周波数特性を(簡易的に)測定した。
👆は左スピーカー(未修理)
👆は右スピーカー(修理後)
修理後は50〜60Hzあたりが落ちている気がする。ボーズのアイデンティティたる低音が減るなんて、修理失敗か…?
と思うも、クソ耳の聴感上はどっちも違いがわからないのでヨシ!勝利です!